金城次郎イズムと吉野の花巴
強烈な個性。
なんともいい響きです。
この「強烈な個性」という言葉には、なにか「自由」という言葉がとけ込んでいるのではないでしょうか。
口にしただけでなにか心地よい響きがあって、それに触れたときなにかほんの少し身体が宙に浮いたような感覚が生まれます。
それは音楽であっても、絵画であっても、書籍であってもそうなのですが、観たこともない聴いたこともない、そういった何かに触れたとき、ふっと今いる自分の世界と全く違った「世界」が現れて、そこに吸い込まれそうになる。
その吸引力による浮力。
みなさんは、ふと立ち寄った書店の、ふと手に取った本の中の「行ったことのない外国」の写真を見たとき、急にそこに行ってしまいたくなることってありませんか。
それに触れただけで、自分の世界が広がったような気持ちになってしまう。
そんな強烈な個性。
だから強烈な個性とは、行ったことのない外国に似ている。
先日、大阪・難波に仕事で出かけた帰り、何気なく「ジュンク堂付近」を歩いていたのですが、吉本で有名なナンバ花月前がなんだかすごい人だかりだったので、それを避けて横道に入っていきました。
いつもと違う道を歩くというのは、なかなか楽しいもので、まるで小さな旅に出かけたような気持ちになりました。
そんな寄り道をしていたとき、そのお店を見つけました。
なんだか奥に酒器が見えます
(ん?なんだなんでこんなところに、陶磁器がおいてるんだ?)
そのお店を改めて観ると、「滋養強壮剤」かなにかの旗が立っています。
(ここ薬局だよな。うん。どこからどうみても薬局だ。)
ぐっと顔を近づけて店の中を観てみます。
あ!これ、なんていうんだっけ?あのほれ
(あ!これ、なんていうんだっけ?あのほれ)
名前が出てきません。沖縄の泡盛かなにかを入れる、あれ!
前からカッコイイ!!と思ってたんだよ!
なんて頭の中で興奮して見ていたら、店の中から人の良さそーなおじいさん(おじさん?)が、
「よかったら観ていきませんか?」と、にこやかに声を掛けてくれました。
あんまりいい笑顔だったので、
「ありがとう。でも観るだけになるかもしれませんが」とちょっと遠慮がちながらも店に入れてもらいました。
「どうぞ、どうぞ」
なんとも雰囲気のいい「薬局」です。
その小さなお店を右側を見渡すと、どこにでもある街の小さな薬局です。
でも左隅を観ると、
陶芸のお店にしか見えませんが 笑
そこだけ立派な陶芸のお店です(笑)
「ここ薬局ですよね。(笑)」
「ええ薬局です(笑)」「まぁ、息子も跡を継いでくれないようなのでほそぼそと、こんな趣味のような店もやってるんです。」
とご主人。
なんだか会話も楽しい。
抱瓶 金城次郎イズム
ちょっと旅の途中に迷い込んだお土産屋さんにいるような気分になってきます。
窓の外に見える難波の街が、不思議に違った世界のように錯覚して見える。
「あ、このお酒入れるボトル?ウィスキーかなにかいれるあのフラスコ?みたいなあれ、なんていうんですか。」
「あれは、dachibinっていうんですよ。」
「え?ダチ・・?」
「抱瓶(ダチビン)といって農作業のとき腰に巻き付けて、泡盛を暖めるそうですよ。」
「ああ、ダチビンっていうんですか。へぇ、カッコイイですね。こういうのもっているのって。」
(昔の沖縄の人は、昼まっぱらから農作業しながら呑んでいたんだぁ。笑)
なぜだかボールの相棒の「のんさん」の顔が目に浮かびます。
「おや?!」
まさか!これ金城次郎?
無造作に積まれている酒器。その絵柄に見覚えがあります。
ぐいのみ図鑑にのっていたあのまさか、
(人間国宝 金城次郎?)
人間国宝 金城次郎 酒器
金城次郎が山積みに!
ボール、ちょっと混乱してきました。
「これって、金城…」「次郎じゃないですよ笑」
「ですよね笑」
間髪入れずに否定されてなんだか緊張がぱっと消えて笑顔になりました。
「息子さんの金城敏昭さんの作品です。」「次郎さんのは二桁金額違いますね。」
「でしょうね笑」
でも、沖縄の壺焼って異文化っていうか圧倒的な他者って感じがして、ぐぐぐっと迫って来るものを感じます。
酒器がすきなボールですが、今回は最近凝っている「めざしやししゃも」を焼いたのを盛る器が欲しかったので、酒器は次回のお楽しみということで嘘みたいに分厚いかわいい個性的なお皿を買うことにしました。
「もうこちらで何年ですか?」
「これをはじめて3年です。ちょっとずつお客さんも増えてきました。」
「そうですか。繁盛するといいですね。」
「いえ、沖縄の言い伝えにもあるように(儲けすぎずぼちぼち)がいいです。」
なんとも南の海のような店でした。
また近くによったら覗いてみようと思います。
文字通り、外から覗くような小さな店ですから(笑)

というわけで、金城敏昭さんの作品。すごく気に入ってます。
さて。
個性的な、お皿には個性的なお酒をもってきたい。
日本酒の酸度というと、特に味の「辛さ」や「ドライさ」にきいてきますが、特に今回の日本酒、花巴は通常酸度が高いといっても2.5のところを、はるかに超えてなんと3.2もあるお酒です。
それはそれは、想像もできない数字だったのですが、数字はともかく味も個性的。
とにかく力強い酵母の味がする逸品です。
山廃生原酒「花巴」。
山廃という想像の枠を超え、これまた今回の沖縄壺焼のような異世界に到達した日本酒です。
私ボールは、利き酒師としてこのお酒に、
「勝手に応援しますで賞 花巴 個性的な日本酒部門」
を授与します(笑)
個性と個性をぶつけてしまうとすべてが壊れる?
いいえ、めくるめく「強烈個性ワンダーランド」です。
強烈な個性という皿の上に、平凡なシシャモがのっている姿は、ほんの少し宙に浮いてるかのようでした。
ゴッホをはじめてみた夜のような喜び。
ししゃもをこんなに美味しく、楽しく、いただけました。
本当にごちそうさまでした。
ほんのり浮遊の晩酌でした。これぞ、「酔う」ですな。
花巴 猫柳ボール「勝手に応援しますで」賞 個性的な日本酒部門 受賞
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強烈な器と強烈なお酒に、強烈なボールさんはマッチします!
僕は、ししゃものようにフツーです!笑
はじめまして♪千日前のヌチグスイです。
先日はお立ち寄りありがとうございます。
おじいに代わって孫娘から、御礼におじゃましました。
そうなんですよね、雑踏をさけて一筋入って、とか、
道に迷ってたまたま、と言ってくださる方が多いです。
そして、薬局なのか何なのかわからないですよね(^^;)
見つけてくださってありがとうございます。
年2-3回読谷に買いにいくんですが、このお皿、一目ぼれした印象深いものでした。
どんな方のお手元に行くのか・・・・といろいろ妄想していたんですが、
・・・すてきなお酒とすてきなししゃも♪
こんな素敵な光景を見せていただいて、
感激です。
また1年、お店をがんばっていけそうです。
そして、花巴!
お酒大好きなんですが、初めて見ました。さすが奈良。探してみます。
ところで、うちから徒歩五分にある、丑寅という立ち呑み屋さんはご存知でしょうか。
おすすめです♪(日曜日がお休みですが・・・)
夏ごろにまた新しい器を探しに、沖縄へ行きます。
見るだけ歓迎なので、何かのついでに遊びにきてくださいね。おじいが喜びます。
おじゃましました(^^)
やました あや
こんばんは~。
ようこそお越しくださいました^^
本当に感じのいいお店ですよね。
後から知ったのですが、フェアトレードのお店なんですね。
共感します。
あのお皿。素敵ですね。
本当に気に入ってます。
運んでくださいましてありがとうございます。
今度は、相棒の「のんさん」をつれてまたお店に伺いますね。
つぎは、ぐいのみねらってます^^
またよろしくお願いしますね。
ありがとうございました。
ボール
お待ちしています♪
ところで、こちらのページ、すーっごく楽しいです。
ブログに書かせていただいてもいいでしょうか?
また度々おじゃまするかと思いますが、よろしくお願いします。
やました
いらっしゃいませ^^
こんなんでよろしければ、
どうぞ、どうぞ大歓迎です!
ありがとうございます(*^^*)
よろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくね(ぺこり