こんばんは、みなさん。猫柳ボールです。
皆さんは陶芸お好きですか?
わたくしボールは、和食器が好きなのですが、その中でも特に独特の愛嬌のあるぐい呑みが好きです。
本当に愛くるしい。
そして作家さんが生み出す芸術品なのに、美術館のガラス越しでなく手にとって観られるし、しかも使うこともできる。
それが本当にうれしい。
そんな大好きなぐい呑。酒器たち。
思えば私がはじめてぐい呑みに興味をもったのは、「ぐい呑大鑑」という本を手にして1000種類をこえるその多様な造形美に触れたときでした。
私は子供の頃から昆虫や動物、海の生き物の図鑑をみるのが大好きだったのですが、まさにそこに展開されている酒器たちは大好きだった自然の生き物のように多様で、生き生きとした生命の輝きを放っていました。
ぐい呑みと一言でいっても本当に多様な姿をしています。
それは、伝統という時間の流れの中、生命が脈々と受け続けてきた進化プロセスを思わせます。
そして作家さんが生み出すその作品の姿は、作家さんが、どこかで何かに触発されそして何かを感じ、思い、その世界観を更新しながら日々進化し続けている。
まさにぐい呑みは、作家の多様な精神世界、多様な世界観そのものだと思います。
そんな酒器たちが生みだされる現場に立ち会ってみたい。
春が訪れる直前の夜。
信楽の作家さん「澤克典さん、杉本祐さん、鈴木大弓さん」お三方の制作現場を取材させていただきました。
昔ながらの薪で陶器を焼き上げる「穴窯」で、3/29(明日)からはじまる展覧会に出展する作品の制作をしていらっしゃいます。
穴窯。窯の上の神棚が印象的
この窯の中に薪をいれ1200℃を超す温度の炎を4日も絶やすことなく交代で守り続けます。
外からも窯の中の炎が見えます
ご好意により窯の中の炎を撮影させていただきました。薪を入れた瞬間は、赤々と大きくゴオゴオをうねるように燃え上がります。
そして、薪が燃え窯の温度が上がると、カッと白いまぶしい炎になります。
まるで太陽をみているようで直視することができません。
酒器がまぶしくて全く見えません
炎は、そのあと止まったかのように静かになり、まるで生きた龍の玉のようになって窯の中に漂います。
ゆっくりと回転する炎。
そしてふっとその炎が姿を消すと、ようやく奥のほうに作品が浮かぶように見えてきました。
炎の中で、作家さんの「精神」が形となって生まれようとしている。
夜がしんしんと更けていく中、作家さんの「火守り」はたんたんと続いていました。
信楽の夜は更けてゆきました。
信楽新鋭作家三人展
澤克典・鈴木大弓・杉本祐
2010年3月29日(月)-4月10日(土)
11:00am-6:00pm(会期中無休)
アートサロン山木
大阪市北区西天満4-7-17 サン・レガシー1F
アートサロン山木さんのブログ
※この炎の中、どのような作品が新たに生まれるのでしょうか。
みなさんの目で是非お確かめください。
【猫柳ボール】
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顔で感じた炎の熱気が甦ってきます。
窯焚きの現場に立ち会わせていただくときは、とても厳かな気持ちになります。
炎なのにしんしんと降る雪の中にいるようだったね、のんさん。